【スマホレンタル知識】デュアルSIMとは・・・
スマートフォン
■デュアルSIMとは・・・
デュアルSIMとは、一つのICT機器においてデュアル(dual/二重)にSIMカードを装着して、2つのSIMを利用できる機能のことです。
日本では2013年ごろから普及が始まりiPhonesシリーズはXSやXRから使用できるようになりました。
■SIMの種類
ここからはSIMの種類についてご紹介いたします。
・物理SIM(PSIM)
サイズは「標準→micro→nano」の順番で小さくなっていき、
現在ではnanoサイズのSIMが一般的には普及しております。
・eSIM
eSIMはスマホなどのICT機器の内部にSIMのICチップが内蔵されたSIMのことを言います。
eSIMもSIMカードもICT機器の利用に必要な情報を書き込むという役割は同じですが、
物理SIMはSIMの差し替えが必要となり、紛失や破損のリスクがあります。
一方、eSIMは通信事業者が遠隔でスマホなどに内蔵されているICチップにSIM情報を書き換えることができる為、
SIMカードを差し替えるなどの手間がなく、デュアルSIMと非常に相性が良いのです。
■デュアルSIMの種類
デュアルSIMには、スマホが2つのSIMをどのように認識するかにより、以下の4つの方式があります。
通話同時待ち受け | 回線利用 | SIMの切り替え | 通話中のデータ通信 | |
DSSS (デュアルSIMシングルスタンバイ) |
不可 | 4G(片方のSIMのみ) | 都度手動 | 不可 |
DSDS (デュアルSIMデュアルスタンバイ) |
可能 | 4G/3G | 不要 | 不可 |
DSDV (デュアルSIMデュアルVoLTE) |
可能 | 両方4Gで利用可能 | 不要 | 不可 |
DSDA (デュアルSIMデュアルアクティブ) |
可能 | 両方4Gで利用可能 | 不要 | 両方のSIMで可能 |
・DSSS(デュアルSIMシングルスタンバイ)
2つのSIMを装着できますが、一度に有効にできるSIMは片方だけで、有効にしているSIMに紐づいた電話番号でのみ電話を受けられます。
利用するSIMはスマホを操作して都度手動で切り替えなければならず、
有効になっていないSIMは 着信を受けることもデータ通信を行うこともできません。
無効化されているSIMは圏外になるため、電話はかけられません。有効になっているSIMは4Gで利用が可能です。
・DSDS(デュアルSIMデュアルスタンバイ)
SIMを切り替える必要がなく、両方のSIMに紐づく電話番号に着信があっても電話を受けることが可能な方式です。
片方のSIMで通信を行っている間、もう片方のSIMで電話の着信を受けることができますが、通話が開始すると通信はできなくなります。
また、2つのSIMで同時に通話はできません。
両方のSIMの着信にも切り替え不要で電話に出ることができるので、
個人用と仕事用で電話番号を使いわけたい場合はDSDS以降の方式である必要があります。
4Gを利用できるのは片方のSIMのみで、もう片方は低速な3Gになってしまうデメリットがあります。
DSDS対応のスマホとして代表的なのはiPhone15シリーズで、同シリーズはDSDVまたはDSDSです。
またAndroidではXperia 1 Professional EditionやGoogle Pixel 7などが該当します。
・DSDV(デュアルSIMデュアルVoLTE)
DSDSより高性能として登場したのが、DSDV方式です。
DSDSの、片方が3Gになってしまう点が改善され、2つのSIMで4Gが利用できるため、
データ通信が安定かつ高速で、料金プランのデータ通信容量を無駄なく活用できる点がメリットです。
なお、SIMの切り替えなく両方のSIMでも紐づく電話番号への着信を受けることができることや、
通話が開始すると通信ができなくなる点、2つのSIMで同時に通話ができない点はDSDSと同様です。
DSDV対応のスマホとして代表的なのはiPhone15シリーズで、同シリーズはDSDVまたはDSDSです。
・DSDA(デュアルSIMデュアルアクティブ)
現在のデュアルSIMの方式で最も高性能なものがDSDAです。
2枚のSIMが常時使えるので同時に電話の待ち受けができたり、同時にデータ通信ができたりするので、
通話をしながら別のSIMでデータ通信が行えます。
SIMを切り替える必要がなく、両方のSIMに紐づく電話番号に着信があっても電話を受けることが可能で、
片方のSIMで通話しながら、もう片方のSIMでデータ通信を行えるため、
スピーカーで通話中にデータ通信プランに特化しているSIMで動画を見たり、大容量のデータをダウンロードしたりできます。
デュアルSIMのメリットを活かすにはこのDSDAの方式に対応しているスマホを選択するのがおすすめですが、
現在対応しているスマホはまだ少ないようです。
■デュアルSIMのおすすめ活用方法
ここからはデュアルSIMの具体的な活用方法をご紹介いたします。
- 通信障害時へのリスク分散ができる
昨今、通信キャリアによる大規模通信障害が頻繁に起きており、デュアルSIMの場合、
違うキャリア同士のSIMを使うことで、そのような通信障害時に通信が全く利用できないといったリスクを回避することができます。
- 個人用と仕事用で電話番号を分ける
通話プランのSIMカードを2枚利用すれば、1台のスマホで個人用と仕事用で携帯電話番号をわけることができます。
また、電話番号が2つあれば、携帯電話会社の電話番号でしか登録ができないSNSアプリのアカウントを2つ取得して使いわけることも可能です。
- 海外旅行時にも使い分けができる
デュアルSIM対応のスマホの場合、普段利用している通信事業者のSIMのほかに、
もう1つSIMを利用できるため、海外旅行中に現地の通信事業者から購入した安価なSIMを装着できます。
携帯電話会社によってローミング料金は異なりますが、海外旅行中に日本で契約している回線でデータ通信を行うと、
高額な料金を請求される可能性があり、デュアルSIM対応のスマホを利用することで、
現地で利用できるeSIMを購入し、ダウンロードすることでその場ですぐに使うことができます。
いかがだったでしょうか。
この機会にぜひデュアルSIMを体感してみてください。
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