GPSとスマートタグの違いってなに？

近年、鍵や財布を無くさない様に、スマートタグ(紛失防止タグ)を利用されている方が増えてきております。スマートタグはGPS端末と混同されがちですが、大きな違いが御座います。

今回はスマートタグとGPSの違いについて解説いたします。

 

【スマートタグとGPSの違い】

①位置情報の獲得方法

スマートタグには、『クラウドトラッキング』という機能が搭載されており、同じスマートタグを利用しているユーザーのスマホのBluetooth機能を利用することで、最新の位置情報を取得します。

この仕組み上、リアルタイムの位置情報が確認できず、位置情報の精度もユーザー数に依存する為、ユーザー数が少ない地域では正確な位置情報が取得できない可能性があります。

 

スマートタグは、近くで紛失した物を探すときや、ユーザー数が多い場所で物を紛失した際には役立ちますが、リアルタイムで正確な位置情報を知りたい方や、ユーザー数が少ない地域にお住いの方はご利用をお勧めしません。

 

GPSは、複数の人工衛星から発せられた電波を受信し、位置情報を瞬時に取得しているため、リアルタイムで且つ正確な位置情報を取得する事ができます。

この仕組み上、室内、トンネル内、地下といった衛星からの電波を受信しづらい場所では、正確な位置情報が取得できない可能性があります。

 

GPSは従業員やご家族のリアルタイムで且つ正確な位置情報を知りたい方には役立ちますが、室内や地下などの衛星の電波が届かない場所で利用する機会が多い方にはご利用をお勧めしません。

 

 

②利用料金

スマートタグは基本的に人工衛星と通信を行わないため本体代金のみですが、GPS端末は人工衛星と通信を行うため、本体代金とプラスして通信料が発生します。スマートタグよりもGPS端末の方が利用料金が高い傾向にあります。

 

 

③端末からのアクション

スマートタグから何かしらのアクションを起こすことは出来ませんが、GPS端末に関しては製品によってSOS通知ボタンが付いており、通知ボタンを押すと専用アプリにSOS発信をすることができる為、小さいお子さんや、ご高齢者の方にGPS端末を持たせるご家庭が増えてきております。

 

 

用途に合わせた利用を！

いかがだったでしょうか。

スマートタグ、GPS端末の違いを理解し、用途に合わせてご購入を検討してみて下さい。

 

 

 

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